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世界人類が平和でありますように
ようこそ!全託道場へ
 もはや祈りしかない! 宗教=宗派の違いを超えて、心をひとつに共に世界平和の祈りを祈りましょう。
 キリスト教的な観点からまとめてみました。「世界平和の祈り」は神様のみ心を特別に祈らせていただくお祈りです。
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全託道場山門 Essay☆目次 神さまの御心をいのる祈り
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一人でも多くの人が、世界平和の祈りを祈って下さることを念じているのである。
(五井先生最後のお言葉)
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世界人類が平和でありますように


TITLE ☆神さまの御心をいのる祈り




+世界人類が平和でありますように

 私たちの信仰は、一言でまとめてしまうと、

《守護の神霊への感謝の心を常に想い、世界平和の祈りを祈りつづけてゆけば個人も人類も真の救いを体得出来るものである》(教義より)

 ということにつきる、そういう信仰です。


 事実はこの通りなのですが、これではいささか不親切なので、以下になるべく詳しく私なりの説明を加えてゆきたいと思います。(なおこの文章は、以前クリスチャンの人に聞かれてお答えした文章に手を加えたものです。) 


 「世界平和の祈り」という言葉から誤解をされる方があるかも分かりませんが、この祈りは、只単に反戦=平和を訴え、戦争のない世の中を希求するだけの言葉の上だけの祈りではなく、本来は神の御心がそのままに行なわれる《神の国》の実現を求める祈りなのです。信仰の持ち方(祈り方)としては浄土真宗が一番近いといってよいかと思いますが、いっぽうで「世界平和の祈り」はキリスト教の「主の祈り」と同一のこころによって祈られている祈りであるとも理解することができます。要するにこの祈りは、旧約聖書のイザヤ書にも預言されているところの、獅子と牛とが戯れるような神の完全平和=完全調和を希求し、《まず神の国と神の義とを求める》(マタイ6:33)祈りであるのです。


 さて、聖書では私たちがまずお互いに愛し合うべきことが強調されています。そして、私たちが愛し合うその根拠は私たちに対する神の愛にあるとされます。私たちが神を愛したのではありません。まず神さまの方が一方的に私たちを愛して下さったのです(ヨハネの手紙一 4:7-12参照)。これは念仏信仰でも同様のことであります。そして、そのような神さま(仏さま)なのですから、この私たちに対して、「人類よ、平和であれ」と願っておられることもまた当然の事実だと言ってよいでしょう。その神さまの《願い》(キリスト教ではイエスの新しい戒め、仏教では彌陀の本願)に対して、私たちが「世界人類が平和でありますように」と応答〔レスポンス〕することがこのお祈りの本来の《意味(=いのち)》なのであります。ですから、「世界平和の祈り」は、個人がただこちら側で神さまに対して意識的に祈るという従来の形の祈りを超えて、何というか、私たち不完全な人間が神さまの御心そのものを特別に祈らせていただいている、そんな感じの祈りだと言ったらよいでしょうか。そういう意味で、この祈りを祈る時には、(ただそれだけで)ある意味で神との一体化もなされているのだということもできるわけです。



×       ×       ×

 なお、ここで私が「特別に」と申しました意味は、従来の宗教信仰では神の御名(キリスト教の場合はイエスの御名、仏教の場合はたとえば阿弥陀様の名号)を特別に知らされて祈る特権が信者に与えれたわけですが――しかるにこの「神の御名」というのが実にくせ者で、その神の名の下に今も様々な戦争が行なわれ、また反人道的な行為が正当化されてきた歴史的事実があります――現代では全ての人が宗教=宗派の違いを超えて神のこころそのものを祈ることが私たちに「特別に」教えられたのだと、私はこのように個人的に理解しております。実際、最近購入したプロテスタントの方の書かれた祈りの本にも、人が神に祈り求めるよりも先に天において神さまが既に祈っておられるのだという意味のことが書かれていました。これについては多くの方が同じようなことを述べておられるようですが、とにかく浄土信仰においても彌陀の《本願》が先にあるというような意味のことを申しますから、一面では「世界平和の祈りは現代のお念仏だ」とも言われるわけであります。

 何か特別の信仰をお持ちの方は、そのご自分の宗教の祈りと共に「世界平和の祈り」をお祈り下されば嬉しく思います。


 参考までにキリスト教風に祈ってみました。

 なお、冒頭の (神さま、お願いします) は、元々五井先生が発表された「世界平和の祈り」の原文にはなく、そのような心持ちで祈るべき、ということで私が加えました。


(神さま、お願いします)

世界人類が平和でありますように
日本(祖国)が平和でありますように
私たちの召命(しょうめい=calling)が果たされますように
神さま   有り難うございます
イエスさま 有り難うございます

イエス・キリストの御心によって
アーメン




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