本文へジャンプ
世界人類が平和でありますように
ようこそ!全託道場へ
 五井昌久先生の著書を下に、五井先生の真実のみ教えについて講義された森島恒吉先生の講義録(レジメ)です。
 本ページは、五井昌久先生の『行雲流水』をテキストに為された東京集会での森島恒吉先生の講義録です。
本文タイトルへジャンプ

全託道場山門 私たちの《信条》 森島恒吉先生講義録[目次] 行雲流水
世界平和の祈りに全託してゆくことが、今日の世界にとって、一番大事なのです。
(五井先生最後のお言葉)
前の講義録へ戻る 森島恒吉先生講義録[目次ページ]へ戻る 全託道場トップページへ



全託道場 Contents
 Explanation★ 私たちの《信条》

世界人類が平和でありますように

講義録目次へスキップ

森島恒吉先生講義録33:

五井昌久先生著
『行雲流水』




今回の講義は、森島先生が出席者に対して、五井先生のご本の中から問題を出題をする、質問形式で行われました。ご自分で回答を考えながら読まれると、なお良いと思います。

◆質問1:
光明思想の行とは、どのように行じたらよいのか?


◆回答1:
悪や不幸や不調和は、消えてゆく姿として神さまに投げ入れてしまう。

光明思想 ==> 消えてゆく姿 
                 ↓
             光明が現れてくる

無限なる光明とか、無限なる〜と唱えるのは、光明思想とはいえない。
無限なる光明等と唱えるのは、セルフヘルプ(自己啓発)の一種である。
セルフヘルプは、仏教の因縁因果と原理は同じであるが、セルフヘルプは、因縁因果の法則の善因善果の部分のみを説いている。

仏教の因縁因果の法則は、三界(霊界の下層、幽界、肉体界)の想念法則であり業の法則である。業の法則では、神界に至ることはできない。
(神界は、業の法則の範囲外にある。)

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
<参考>セルフヘルプとは

セルフヘルプとは、神仏に頼らずに、自らの潜在能力を自らの念力によって開発する方法で、自助と訳すが、日本では桑名一夫氏が初めて「自己啓発」と訳出した。こうした自己啓発の本は、アメリカではセルフヘルプブックまたはインスピレーションブックと呼ばれている。

人間の想念は、表面に現れている顕在意識よりも、表面に現れない潜在意識のほうが膨大である。これは、氷山の海面上に現れている部分が顕在意識であり、海面下の部分が潜在意的と喩えることもできる。セルフヘルプでは、この膨大な潜在意識部分に働きかけて、自分の願望を成就する方法を説いている。

セルフフルプで使うアファメーション(断定暗示)には、次のような表現がある。
第一段階… I can  〜 (私は〜できる)
第二段階… I will  〜 (私は〜やるぞ) 
第三段階… I am  〜 (私は〜である)
アファメーションを集中してゆくと、第三段階 「I am 〜」の心理状態に到達する。 

「我即神也」には、「神」という言葉があるので、いかにも宗教的な祈り言であるようだが、念力である。アファメーションの第三段階を応用した言葉にすぎない。

セルフヘルプは、あくまでも業の三界の法則であるので、「我即神也」と、いくら唱えて自分の潜在意識にいいきかせてみても、神になることは決してできない。
(神界には、三界の業の法則は通用しない。)

五井先生は、自己暗示方法は、『祈り』ではなく、『念力』として否定的している。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

◆質問2:
宇宙人が現れ、「私は宇宙人だ。貴方は選ばれた人だ。超特別の光を与える。」と言ったら、どのように答えればよいか?

◆回答2:
「消えてゆく姿。世界人類が平和でありますように。」と唱えればよい。

五井先生著書 『行雲流水』 32ページより
「ただそうなる手前に、幽界の生物たちが、神々や宇宙人のまねをして、肉体人間をたぶらかそうとして働きかけてくるから、その点を気を付けて、ひたすら世界平和の祈りをしつづけるとよいのである。」

幽界の生物は、世界平和の祈りが広まると、自分達の居場所がなくなってしまうので、世界平和の祈りを祈らせまいとしている。

幽界の生物は巧みであり、世界平和の祈りを直接的に否定することはない。もし、世界平和の祈りを露骨に否定すれば、皆が「おかしい」と気づくからである。

幽界の生物は 『世界平和の祈りよりも、もっと良い方法がある』 と言って、世界平和の祈りを祈ることを、遠回しに間接的に、妨げようとしているのである。

◆質問3:
最も幸福な人とはどんな人?

◆回答3:
いつでもどこでも「神さまありがとうございます」と感謝できる人。これは、宗教の目的として掲げるべき課題である。五井先生のような覚者は、雨の日でも風の日でも、その嫌な所ではなく、良いところのみを見て、いつも感謝している。

◆質問4:
宗教者が政界に入ると政治が浄まるか?

◆回答4:
政界は浄まらない。宗教者は政治の世界には首をつっこまないで、良き政治家を育てるといったことに専念するのが良い。

◆質問5:
外国で飢饉等の悲惨な状態が続いているが、我々はどのようにすればよいか?

◆回答5:
物資の援助をするだけではなく、世界平和の祈りをするのがよい。

◆質問6:
話合いよりも、もっと相手と調和をはかる方法は何か?

◆回答6:
祈り合い。「あの人の天命が完うされますように」と祈る、祈り合いが必要。

◆質問7:
日本の目的と天命は何か?

◆回答7:
大調和。世界平和の中心国となること。

◆質問8:
悪や過ちを消滅させるにはどうすればよいか?

◆回答8:
消えてゆく姿で世界平和の祈りをする。時代劇などでは、善人が悪人を斬っているのを見ることができる。しかし、我々には悪や過ちを腕力で無くすことはできない。
悪を消滅させるには、祈りによるしかない。祈りの力によれば、相手を傷つけずに、悪を消滅させることができる。

五井先生著書 『行雲流水』 171ページより
「私共の運動は、腕力によらぬ、祈りの力によって、悪や過ちを消滅させてゆく真の勇気ある、平和運動なのである。」

◆質問9:
祈りは、依頼心を助長し、人間を弱くするのではあなませんか?

◆回答9:
祈りは人間の最大の力を発揮することができる。

五井先生著書 『行雲流水』 175ページより
「祈りとは単なる願い言でも、依頼心の発露でもない。人間の本質的な力をあますことなく発揮するために、神と一体化する方法なのである。消極的にみえながら、最も積極的な方法が、世界平和の祈りを根底にした地球人類救済の働きなのである。」

◆質問10:
世界平和の祈りを祈っている私達の天命は何か?

◆回答10:
世界平和を築き上げること。

五井先生著書 『行雲流水』 180ページより
「世界平和の祈りの人たちは、祈りによる世界平和運動によって、この地球界に平和を築き上げることが、自分たちの天命であることを知っている。実に幸せなことである。」

五井先生は「一日一回でもよいから祈り続けてください」、と仰っしゃっている。

(質疑応答)
質問
自力行で神になる方法はありますか? 役の行者は自力行で肉体を消し去って、霊界に移行したようですが..?

回答
自力行で本心を開発する方法として、座禅行がある。座禅をすることによって、神になることは、できないことはない。しかし、禅とは、自分の意志力で自分の想念を停止しようとする空観行であるから、一般大衆にとっては、ほとんど不可能と言ってよい。
道元禅師もまた、この空観行だけではなく、釈迦牟尼世尊を唱えたり、観音経を読経したりしていたようなので、実際には純粋な自力行だけではなかったようである。

ところで、自力行と念力行とは異なるので注意したい。自力行とは、想念を無にすることによって、空の境地になり、本心を開発する、という宗教の行であるのに対して、念力行とは、想念を強く念じることによって、自己の欲望をかなえようとする、非宗教的な行である。したがって、自力行では、難行苦行の末に、いつかは神になれる可能性はあるが、念力行は、いつまでたっても神になることはできない、と知るべきである。

役の行者が、具体的にどのような自力行を行ない、どのように自分の肉体を消滅せしめたのかは、五井先生は詳しく語っていない。また、京都にある修験道総本山、聖護院でも調べたが、当時の自力行の実際のようすは判らない。

五井先生からは「自力難行を尽くした役の行者でさえも、霊界にいって、自力行の限界を悟り、他力行に変更して、ようやく神界に至ることができた。その自らの体験から、今は、皆さんには最初から他力行を勧めているのです」と伺っている。



講義録本文トップへ
講義録本文へ戻る講義録目次をスキップ

森島恒吉講義録
【目次】

『生きている念仏』
『光明をつかむ』
『愛すること』
『愛・平和・祈り』
『平和を呼ぶ声』
『霊性の開発』
『本もの贋もの』
『空即是色』
『白光への道』
『祈りのある生活』 
『聖なる世界へ』
『運命を恐れるな』
『これからの文明文化』 
『信仰と直観』
『純朴の心』
『直言・提言・進言』
『人類の未来』
『日本の心』
『宗教問答(正)』
『続 宗教問答』
『神への郷愁』
『心貧しき者は幸いなり』
『魂が大きく開く時』
『天命を信じて人事を尽くせ』
『私に荷物を預けなさい』
『質問ありませんか?』
『高級霊は上機嫌』
『責めてはいけません』
『自由解脱への道』
五井昌久講話集・第一巻
『生命光り輝け』
五井昌久講話集・第四巻
『明るい心』
五井昌久講話集・第五巻
『不動の心』
『行雲流水』
講義録目次トップへ戻る講義録本文へ

2003.6.18
2008.9.15移動&改訂
ページトップへ

全託道場トップページへ 前の講義録へ戻る 森島恒吉先生講義録[目次ページ]へ戻る
 ☆このサイトにお越しになった皆様の天命と幸せを
   心よりお祈りさせていただきます。

  世界人類が平和でありますように
  貴方様が幸せでありますように
全託道場山門 私たちの《信条》 森島恒吉先生講義録[目次] 行雲流水
サイトマップ
世界人類が平和でありますように
Copyriht(C) 2003.5 全託道場 All Rights Reserved
当サイト内の文章・写真・デザインの無断転載は禁じます
管理責任者:全託道場主ムッシュぼけみあん